●松尾橋で焼肉
いつものごとく真城さんが家まで迎えに来てくれるのかと思っていたら京都駅集合ということになっていた。どうもゆっちが「いつもいつも迎えに行って甘やかすことないっすよ」などと言っていたらしい。余計なことを。
というわけで9時に起き、9時40分ぐらいには家を出た。集合は京都駅の八条口に10時15分。まぁ余裕で到着。しかし弥吉さんは現れない。先に真城さんが来る。
どうやらゆっちは場所取りのため先に松尾橋へ向かったらしい。最初ぴろきちさんが場所取りに向かうという話だったのだけども、ぴろきちさんはいつものごとく体調が悪くなったようだ。
しばらくすると弥吉さんが現れたのでさっそく松尾橋へ向かう。途中ぴろきちさんの家の近所を通ったので迎えに行こうか?と言い出すもさすがに病人をたたき起こすわけにもいかない。
松尾橋に到着するとゆっちが炭を忘れたとかで入れ替わりに家へと取りに向かった。
残されたボクらはテーブルやらレジャーシートやらの展開を終えると特にすることもないのでぼーっとするしかない。しかたなく茶やらビールやらを飲み出す。真城さんいきなり酔い始める。
いや、別にいいけども。
しばらくすると平平さんから電話。どうも近くまで来ているらしい。橋の下で待機していることを伝えると早速あらわれた。手みやげは九十九島のせんぺい。いや、せんべいじゃなくてせんぺい。「ぺ」に注目だ! ……なにか意味があるのかどうかは知らないが。
手持ちぶさたなのでシュークリームやらせんぺいやらを食べる。
この日は雨との予報だったので焼肉をやるグループは全て橋の下に陣取っていた。でも3,4グループといったところでそんなに多くもない。橋の下はそうスペースがあるわけじゃないのでまぁこんなもんだろう。
御飯系を今回用意してないので家に戻ったゆっちにおにぎりとタン塩用のレモン汁を買ってきてと電話で頼む。
ゆっちが戻ってきたので火を起こす。いや、起こしたいのだがつかない。新聞紙を丸めて火種にしたのだがその程度ではどうにもならない。どうやら炭がしけっているらしい。ちゃんと保存しとけよ、ゆっち。
ゆっちががんばっている間に他のメンバーは豚足を食べ始める。豚足はもうこりゃ豚の足以外の何者でもないだろ? というまるごとのものと、薄く切ったものがあったので、まるごとは蝉丸さんにおいておくとしてスライスした豚足に手を出す。豚足とキャベツの千切りにタレをつけて食べると大変おいしい。
ただ豚足を食べつづけるだけでは当然火はつかない。このままでは埒があかないので真城さんが着火剤を買いにいく。その間もゆっちはなんとか火をつけようとするのだがやはりどうにもならない。結局真城さんが戻るまでの間にはどうすることも出来なかった。
しかし真城さん……着火剤といやぁ、まぁ、そーなんですがなんで灯油やねん!
ガソリンスタンドで1リットル買ってきたらしい。最初はガソリンを買うつもりだったらしいがスタンドの人に爆発するからやめとけと言われたらしい。
ぶっかけて火を点ける。効果は覿面だ。勢いよく燃え上がる。だがこのしつこくしけった炭はすぐにその勢いをなくしまた沈黙を守る。しかたなく灯油をぶっかける。燃え出す。また収まる。ぶっかける。
……見てるとなにか大変危ないものを感じるのですが……真城さん。
そのうちこのしつこい灯油攻勢が効いたのか炭は順調に熱を発するようになった。だが、まだやめない真城さん。どうやら灯油を余らせる気はさらさらないらしい。もう楽しんでるとしか思えない。
酔っぱらいの放火魔……。嬉々として灯油をかけ続ける真城さんをボクらは暖かく見守る。
火の準備が出来たのでタン塩から始めることにする。
熱い。灯油をしつこくかけすぎたせいか炭はすごい熱を発生しているのだ。網の真ん中においた肉を取るのが一苦労だ。
タン塩は大変おいしい。おいしいが何かたりない。そう塩胡椒も忘れてきているのだ。しかたないので真城さんがとなりのグループに借りにいく。真城さん大活躍。
このお隣さんグループからはシーフード系の食べ物をいくつか恵んでもらった。ほたて、いか、えび、サーモンのホイル焼き。焼肉部はシーフードは全く用意してなかったので大変ありがたく頂く。ホイル焼きはマジでうまかった。
タン塩を焼き終わるぐらいに蝉丸さんが登場。
後はもうだらだらと肉を焼き続け食い続けるだけだ。
そのうちもう食えなくなる。弥吉さんが買ってきたワインを飲むとボクは酔ってしまいもう潰れて寝てしまう。
その後はだらだらと寝ころんだり、だべったりとそんな感じ。
いつものごとく集合写真。これぴろきちさんが来る前に撮ってその後撮影をすっかりわすれてたりする。
と、いうことで僕らが腹一杯になったころにぴろきちさん登場。熱出てこれなかったはずなのに大丈夫か? おい。
まだまだ肉はたくさん残っているのでぴろきちさんにはたっぷり食べてもらう。
真城さんは4時頃に帰宅。僕らはそのままだらだらと橋の下で過ごす。
5時頃になった所でぽつぽつと雨が降り出したようなので解散とこんな感じだった。