1997年09月21日

●スケートの後もイベント続行でカラオケ&焼肉の会

 いちむらさんが去った後もとりあえずけいくんをほっといて滑る焼肉部の面々。
 4時30分頃にちなみさんとはなんとか連絡がつく。醍醐スケートに向かう途中とのこと。
 とりあえず醍醐スケートの入り口についたら連絡をもらうことにする。到着は案外早かった。宇治からとのことでそんなに遠くはなかったのか。
 連絡をもらってからたらたらと出る準備をする。TAROTさんはまだ滑り足りないようだ。
 表に出るとなんか寂しそうに壁を背に立っている小柄な女性がいたので多分これ(ってなんだよ、これって?)だろうと思い声をかける。
 そうでした。間違えてなかったです。でもちなみって名前で190センチを超える巨漢とかだったら、命を懸けての戦いが始まるところだが。
 さっそく恒例になった焼肉戦隊ネタをかます。
「はい」と、マーキーにねたをふる。
「赤レンジャー!」
「打ち合わせと違うぅ!」
「焼きにくイエロー!」
「焼肉ホワイトぉ!」
 …………
 ……
 このネタに突っ込んでくれたのはあなたが最初です。ちなみさん。

 しかしあった早々「部長さん奇麗ですねぇ」とはやはりあんたは奇麗なお姉さん愛好家なのか?

 とにかく、予想より早くの登場にこれから後の予定をどうするかを考える。当初の予定ではもうちょっと遅くまでスケートをやり、夕飯をみんなで食べた後、カラオケでもして解散の予定だったのだ。
 とにかく立ち話もなんなので近くにあったmomoってゆー建物に行く。
 どこか座れるところでもないかとうろちょろするのだけど、あいにくどこもあいていない。
 途中ガスコンロの前でマーキーと部長が立ち止まっている。あんたら夫婦か!
 ちなみさんの話を聞いているとどうも焼肉が食べたいようだ。こっちは全然焼肉っていう選択肢を考えていなかった。近所の王将でいいや、なんてゆーだらけたことを考えていたのだ。
 しかし、今から焼肉を食べに行くには腹が減っていない。こちとら部長のサンドイッチを食べているのだから。が、ちなみさんは猛烈に腹が減っているという。
「よし! 急遽変更! 今からカラオケに行って腹を減らしてそれから焼肉!」
 焼肉部のモットーは臨機応変もとい、
適当!
 TAROTさんを先に原付でカラオケ屋に行かせ部屋をとってもらうことにする。
 残りは5人でビッキーに乗るには少々つらいが、マーキーは用事があるとのことで、駅まで送ってもらったらそこから移動するとのこと。ただ、焼肉は食べたいのでカラオケが終わる頃までに連絡するということに。

 道がかなり混んでいてなかなか進まない。途中TAROTさんから連絡がはいり部屋がとれた、5分後からとのこと。
「普通、どれぐらいでつくか聞いてから部屋とりません?」
 と、ちなみさん。
「一人で先に歌ってんじゃないの?」
…………
……
「本当に歌ってるぅ!」
 しかもプロに挑戦だ! 彼は既に3曲入れて一人で歌っていたのだ。


 熱唱するけいくん。昨日買ってきた羽織とはちまきをしている。
 猿岩石のテーマの旅人のなんたらとか黒夢とかです。多分。
 他にマンピーのGスポットとかも歌ってた。


 TAROTさん。歌ってるのは聖書(バイブル)って歌。最初セリフばかりなのでもしかしたらこのまま終わるんじゃないかという気がしてはらはらしました。部長によると表情まで作ってる! とのことです。
 あとTAROTさんはさだまさしの防人の詩で完全燃焼……ってその歌はそんなに叫ぶようなものではない気がするのだが。


 どうも、皆が知らない歌を歌うのがはやっていたようで、ちなみさんが今夜はブギーバックとかを入れていたが、これぐらいは皆知っている。

「ちなみさん声かわいですねぇ」
 という感想が聞かれたが、「声だけか?」という突っ込みはやめておいた。殺されそうだ。
 スチャダラパーのゲームボーイズあたりがゲーマーであるちなみさんに気に入ってもらえたようだ。そういえば実際バーチャはやっておられたそうだが、プロフィールの必殺技欄の猛虎硬爬山は入力ミスのようだ。


 部長は珍しく(ってそんなにカラオケは行った覚えはないけど)シャ乱Qのずるい女を歌っていた。

 ま、そんなこんなで8時30分頃まで歌いつづける。
 途中ちなみさんは腹が減っているらしくピザと焼きおにぎりとたこ焼を注文する。
 おい! 焼肉を目の前に何頼んどんねん!
 結局僕がピザ半分とおにぎり一個とたこ焼4個を僕が食べた。死にそうだ。


 途中で寝てるちなみさん。
 来る途中も散々眠たいとおっしゃっていた。

 カラオケ代金は食い物、飲み物あわせて、一人1500円でした。
 さて、この時点でマーキーとは連絡がついてないとどうしようもないのですが、連絡がない。
 やはりPHSはあてにならない。困ったものだ。これでは使い物にならない。やっぱり携帯電話に戻そうかなぁ。
 じゃ、いいや、連絡がつかないなら
放っておいていこう!
 それが焼肉部だ!
 などと言っていると、バイクで登場!
 焼肉食う機会だけは逃さないとはさすが焼肉部の部員。
 マーキーとTAROTさんには先に行っててもらって、残りの人間はビッキーで移動する。
 途中地元でありながら頼りないナビをする僕に振り回されて迷ってしまう一幕などもありながらも無事到着。
 が、35分待ちだった。
 しかたないので表でパラッパラッパーの話などをするも部長はついてこれない。
 ここでもちなみさん奇麗なお姉さん愛好家ぶりを発揮。道路の反対側の暗くてよくわかんねぇような所に止まった車からイケてるおねぇさんが二人出てきたと看破! ただものじゃねぇ!

 ようやく席があいたころには、おにぎりで少しふくれた腹も落ち着きを取り戻しており、思った以上に食が進む自分に驚く。
 マーキーが焼肉奉行をし、ヒット率(焼肉をいかに食べごろの時に食べるかという目安のことだ。覚えておけ!)が異様に高い。腹が減ると集中力が増すようだ。
「これぐらいが食べごろ!」
 とか、率先して肉を焼くマーキーはまるで焼肉部のようだ。あ、僕もそうか。
「食べなあかん!」
 と、言い放つ部長はこの瞬間だけは焼肉部の部長に見えた。


 またしても恒例の集合写真。今回は店員のにーちゃんに撮ってもらった。
 しかし、焼肉屋の中で写真を撮るのを恥ずかしがるようではいけないぞ!
 焼肉部では当たり前だ!

 シャーベットを食いまくろうと思っていたらお一人さま一回限りとなっていた。どこが食べ放題や!

 肉をたらふく食い終えた焼肉部は近くの堤防に花火をしに行く。花火はちなみさん提供。ありがとうございます。ちょっと季節外れだけどやっぱ花火はいい。しかし皆……線香花火を
人生に例えるのはやめてくれ。
 その後、けいくんはこのままヒッチハイクで帰れるようなら帰るということで皆も見送ることに。うーん、野次馬根性まるだし。


 国道一号線でねばるけいくん。しかし日付が変わるような時刻だと車の流れが速く、ちょっとつらいかも。
 後でわしのおやじ様に聞いたところによるとやはり、これはインターの入り口まで行ったほうが成功率は高いとおっしゃっていた。
 野次馬というか見物人というかお見送り集団は邪魔になっては行けないと後ろの方で隠れるようにして見守る。その間もTAROTさんのシャックリは止まらない。


 と、30分も経ったころ、少し先に車が止まっているではないですか?
 この親切なおじさんは鳥取まで乗せてもいいとおっしゃっておられます。
 わらわらと集まって来た野次馬にちょっと戸惑ってる風もありましたが、記念写真を撮っていいですかと言うと快く了承していただけました。
 けい君がすごく嬉しそうな顔してます。

 この後、本当に解散。僕はマーキーに送ってもらい、部長はちなみさんに送ってもらいました。

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●皆でアイススケートだ! 焼肉戦隊誕生だ! いちむらさんはブラックだ! 銀盤を赤い血で……染まっちゃったよ! 本当に。けいくん大丈夫か? の会

 朝飯は昨日の焼きそばの残りという憂鬱な一日の始まりだった。
 とりあえず、食べれるだけ食べて残りはもったいないけど捨てることに……あぁ、貧乏なのに!
 12時30分ぐらいマーキーの家を出発。僕は電車で、けい君はマーキーのバイクの後ろに乗せてもらって六地蔵駅に向かう。……六地蔵って地蔵が六体あるのかはいまだに確認していないんだけど……どうなんでしょ。
 10分前には到着。
 TAROTさんはちょっと遅れると連絡。部長はどこからともなくやってきた。サンドイッチを作ってきたという。多分この部で一番気が効く人だ。
 1時前にいちむらさんから電話がかかってきた。醍醐スケートの前にいるという。
 TAROTさんの留守電には移動する旨伝えてさっそく移動。
 しかし、醍醐スケートに行くのはいいが、いちむらさんを見つけられるのか?
「心配ないって。なにか変なことやってたらすぐ焼肉部って気づいてくれるって」
「そのまま他人の振りして去っていくかも」
 十分ありえるので恐ろしい。
 そういえば、この時点で集まってる四人の服の色がたまたまかぶっていなかった。部長はオレンジ、ふっちゃんは白、けい君は黄色、マーキーは赤だ。
「そやろ? 打ち合わせしてきてん」
 とは部長のぼけだ。
「じゃ、君は焼肉レッドということで、俺ホワイト……」
 と、役を振る。
 醍醐スケートの前までいくと探すまでもなく、いちむらさんが自転車で登場。
「えーと、まずは自己紹介させていただきます……彼が焼肉レッド」
「焼肉レッドぉ!」
「焼肉イエロー!」
「焼肉ホワイトぉ!」
「え? えぇ? 焼肉オレンジ!」
「四人そろって焼肉戦隊! ……なんだろ?」
 いきなり初対面の人間に向かってこんなネタふる焼肉部。大丈夫か? 俺ら?
 とにもかくにもいちむらさんとは無事合流。後はTAROTさんを待つばかり。
 TAROTさんは原付で登場。そう、これは僕がお願いしたのだ。後で来るちなみさんの車に乗れるのは4人ぐらいだろう。じゃ、誰か別に移動手段を持ってるほうがありがたいってことで。
 しかし、今回はこの人数でよかった。もしこれ以上来たのなら……やっぱ平然と
「じゃ、君は走って行って」
 ぐらいは言うのが焼肉部。
 焼肉戦隊のネタはTAROTさんにもやった。もちろんいちむらさんは焼肉ブラックだ!
 とりあえずそろったのでリンクに入場。二千円でした。カップル割引とか出来るならしてやろうと思ったんですが、それは冬しかやってないとのこと。

 スケート靴を借りてさっそく滑るもインラインスケートとは全然違うことを実感させられた。そういえばインラインスケートをやり始めてからアイススケートはきたことがなかった。
 おまけに靴がきつい。縦のサイズはいいんだけども横に広いので25.5ではきついのだ。仕方なく26に変えたのだが、今度は足首のあたりがぶかぶかになってしまった。きつくて痛いよりはましか。
 けいくんは初めてとかで歩くのもままならない。とりあえず歩き方を教えてリンクの周りをぐるぐる回ってもらうことにした。
 いちむらさんはなかなか上手いようです。やっぱスノーボードとかやるひとはこういうバランス系のスポーツは出来るものなんでしょうか?
 TAROTさんはブランクがあいてるというわりにはなかなかのもの。
 部長も久しぶりのわりには上手い。 マーキーはもともと上手いし……、で、僕はもうダメダメって感じっす。もうインラインスケート専門にしようかなぁ……靴会わないし……やっぱ靴買わないとだめなのか?
 以下ちょっとばかり皆さんの滑ってるところです。

TAROTさん。

部長。いちむらさん。

ふっちゃんのはったりパワースライド。

けいくん。

 と、まぁそんなことをしているうちに異変が!
 けいくんが大転倒! 膝から血が出てるし足首も捻った様子。

 休憩することにして係員を呼んできた。傷口に消毒と足首に湿布を張ってもらったんですが……包帯の巻き方がすげぇ適当なような。いや、足首のテーピングとかはちょっとは勉強しとこうかと思いました。はい。

 で、今回の教訓。
・初めて滑る人なんだからもうちょっと丁寧に教えよう。
・それと滑る前の柔軟運動はしっかり(今回誰もしてなかったんじゃぁ……)
・やっぱ半ズボンはまずいな。

 ベンチを引っ張ってきて皆座り、部長の手作りサンドイッチを食べる。うまい! って、いやマジで!
 焼きそばで受けたダメージが回復するぐらいうまかった。
 これもちょうど人数分あって良かった。多かったら足りてない。

 3時半ぐらいにいちむらさんが帰るってことなので焼肉部恒例の集合写真を撮る。


 一枚目。皆なにかポーズをとろうと必死になったが、セルフタイマーがいまいちうまくいかない。大体デジタルカメラなのでシャッター音がしない。
 しかたないのでフラッシュを炊いて撮った瞬間がわかるようにしました。
 あ、ちなみにセルフタイマー用に、アイスホッケーのゴールを移動させてその上に板を渡しその上にカメラを置いてます。


 二枚目。なにかやろうとするけどいまいち決まらない。
 とりあえずふっちゃんはふんぞり反ってみようとしたようだ。


 三枚目。なんだ? わきがかゆいのか? ふっちゃん
 異様だぞけいくん。
 なんだかわけがわからなくなってきたぞ。
 と、いうわけで普通に撮ろうということになりました。


 どのあたりが普通になったのだ?
 部長はいいとして男ふたり前かがみは気持ち悪いぞ!
 けいくん写ってないし。

 と、いちむらさんが帰る前になんとか写真は撮りました。
 後は入れ替わりにちなみさんが来てくれるはず。

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1997年09月20日

●けいくんがいきなりヒッチハイクで来たけどこっちは寝ぼけてるのでなんのことだかさっぱりわからず、ほぼ闇焼きに等しい焼きそばを食べてみんなで苦しむ会

 レム睡眠状態の僕の夢の中で確かにに電話の呼び出し音は鳴り響いていた。でも留守電に何かいれとくだろ、用事があるなら。などと完全に無視してしまう。
 いや……もう昼になりかけてたんでいい加減起きやがれって感じだが。
 電話を無視しつづけるといきなり家のチャイムがなる。
 この音にはさすがに逆らいがたくインターホンに出た。
「あのぉ、マーキーですけど……広島の人もう来てるんだけど……」
「はぁ??????」
 ちょっとまてぇ! あんた土曜日の夜ゆーてたやんかぁあ! なんでこんな早いんやぁ!

 さすがにこれはシカト決め込むわけにはいかんのでとりあえず着替えて玄関に向かう。
 そこにはバイクでやってきた二人がいた。けいくんは……予想よりちょっと大きかった。
 まぁ見た目は普通のロンゲのにーちゃんだ。とりあえず安心する。いや、メールや掲示板のあの書き込み読んでたら普通じゃない人だったらどうしようとか思うよな?
 本当にヒッチハイクで来たという。午前四時ごろに出発して昼頃には京都についたらしい。そこから僕のところへ電話したらしいんだけど、僕は寝てたというわけだ。しかたないのでマーキーのところへ電話して迎えに来てもらったという……いや、二人ともいなかったらどうする気だったの?
 しかしいきなり来られてもなにをするとか全く考えていない。まぁ昼飯時だということでとにかく飯屋を探して移動する。歩いてすぐの所にあるお好み焼きやさんに向かうとそこは閉まっていた。こうなるとなにがなんでもお好み焼きを食いたくなるのが焼肉部だ。
 お好み焼き屋を探してさ迷おうかと大通りまで出ようとする途中に昨日開店したばかりのお好み焼き屋を発見する。開店記念でオール300円のキャンペーンをやっていた。
 もう歩くのも面倒だし安いのでここで食べることにする。しばらく待たされるが構わない。どうせこの後の予定はない。
 開店直後で花が大量に飾ってある。近所の見知らぬおばちゃんがやってきて
「おにーちゃん、あのゆりの花がほしいんやけど」
「あぁまかせて、これ?」
「かすみそうももうちょっと欲しいな」
 うーん、地球には厳しいが、近所のおばちゃんには優しいぞ焼肉部!

 その後も勝手に近所のおばちゃんに花を振る舞いつつ待つ。
 ようやく中に入れた頃にはすっかり腹が減っていた。
 注文したのは、お好み焼き三人前とラムネ二本、冷酒一本……って、昼間っから酒飲むなぁ!

 追加で焼きそば二人前……そう今思えば大体昼飯に焼きそば食ってんのにどうして夜にまた焼きそばを食おうなんて思っただろう?
 焼きそばは300円の対象外だったので意外に高くついた。一人あたり700円になる。
 帰り際に花を大量に奪い持って帰る焼肉部。肩に花をさした酔っ払いのけいくんに
「近寄るな、仲間や思われる!」
 言い放つマーキーだが、そーいうてめぇも腕いっぱいに花束を抱えてるので人のことは言えない。

 そーいう僕は手にリンドウを一本持っていただけなので慎ましいものだ……が、集団でひとくくりに見られたときにはただのアクセントの役でしかないのが悲しい。
 とにかく、焼肉部の部員で暇な人間はいないだろうかと思ってメールを出したが、こーいう即座に返事が欲しいときはあまり役に立たない。
 電話するも、誰も出ないし……とにかくまぁ今日はしかたないかとマーキーのうちにプレステを持ち込んで遊ぶことにした。

写真は順にリッジレーサーに興じるブラックパンサー氏と、同じくリッジレーサーをクールに攻めるミッドナイトシャドウ氏です。

 そんなことで時間をつぶしているうちに7時ごろになる。マーキーは二時間ほど家をでなくてはいけない用事があるとかで、僕とけいくんは河原町の方に出かけることにした。けいくんが新選組の羽織が買いたいというのだ。
 京阪丹波橋までは歩いていける距離なのでそこから四条まで出る。
「バナナの皮でですべってもらうならこの辺でやね」
 と木屋町あたりで思う。大ちゃん……本当にやるのか?

 羽織とハチマキはあっさりとゲット。いや、観光客用の店ってもう閉まってるかとも思っていたのだ。その後おみやげもゲット……えーと、ここには二時間時間をつぶしにきたんですけど、もう目的を達してるし……。
 とにかくその辺をうろちょろしようということで彷徨ってるうちにスーパーマーケットを発見したので夕飯の材料を買おうという話になる。最初広島風お好み焼きを作ってくれるということだったのだが、よくわからんということになり焼きそばに変更……いや、これが悪かったのかもしれんやはり初志は貫徹するべきだったか……。
 材料を買い込んだ後暇つぶしにゲーセンに入る。

 そんなことをやってるとTAROTちゃんから電話。行けるようなら行くとのこと。
 二時間はたっただろうということで帰途につくがたこ焼が食べたくなったので蛸虎という店のたこ焼を買う。1パック600円と少々お高い値段だがまぁここはうまいからしかたがない。2パック買う。

 9時ごろにマーキーは帰ってくるとのことだったが、全然連絡がない。マーキー宅には9時30分にはついたけども、それでも連絡はない。
 とにかく腹が無性に減ってるのでたこ焼を1パック食べることにした。マーキーの取り分が減るが遅れてるんだから仕方がない。
 10時になっても帰ってこないので仕方なくもう1パックも食べる。
「……マーキーのおごりやな……これは……」
 結構ひどいこと平気でゆーふっちゃんとけいくん。
 マーキーが戻ってきたのは10時30分だった。バイクが故障したとか……でもたこ焼は食べてなくても割り勘だ!

 あ、TAROTちゃんは来れないということになった。うん、よかったよ、あの焼きそばを食べなくて……。


さっそく焼きそばを作り始めるけいくん。鉄板プレートは僕のうちからもってきたのだけどその時うちのおかんが妙な気をきかせて、かぼちゃやらなすびやらを薄切りにした奴を一緒にくれたのだ。
 ……けど、それ、焼肉と勘違いしてるよ……。でも入れときゃいいんじゃない? などというアバウトな考えが先行し(これだからつっこみのいないぼけだけ集団は恐い)恐ろしく適当な作り方を始める。
 さすがにうなぎのたれをそばに入れようとなったときは、マーキーが必死になって止めていた。


その後もフルフェイスのメットをかぶり箸と掃除機もって現れた怪人(本当に怪しい人だよな)の妨害などをかいくぐり、けいくんは必死に焼きそばを作る。途中とき卵をそばにからめたり(卵を入れると味がマイルドになりすぎた……)、なんだかわからないソースをかけたりと大奮戦だ! ……もっと適当に作ったほうがよかったかも知れない……

 そして……恐ろしいまでの質量を有した得体の知れないこげ茶色をした紐状のものが誕生した。
 すさまじいまでのボリュームだ。食べても食べても減った気がまるでしない。
 しばらく食べた後でも、
「うーん……これから、さぁ! 食べようか! ってぐらい量があるんですけど……」


うんざりって顔のけいくん。いや、まじで途中から食べることを処理とか言い出してるし。
 つくりすぎ。
 一緒に買ってきたうなぎを暖めてから食べたときの感想が
「うん! うまい!」
 あのぉ……やきそばの立場は……。


 突如として焼きそば争奪戦勃発! ……いや、争奪するほどのものでもないんすけど……。
 焼きそばをその手でむんずと掴み取り立ち去ろうとするミッドナイトシャドウ!(もしかしてごみ箱に持って行くつもりだったんならいい奴じゃねーのかミッドナイトシャドウ!)
 それにに対し、敢然と立ち向かうブラックパンサー!
 しかしなぜカメラ目線なのだミッドナイトシャドウ!

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