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1997年09月20日

●けいくんがいきなりヒッチハイクで来たけどこっちは寝ぼけてるのでなんのことだかさっぱりわからず、ほぼ闇焼きに等しい焼きそばを食べてみんなで苦しむ会

 レム睡眠状態の僕の夢の中で確かにに電話の呼び出し音は鳴り響いていた。でも留守電に何かいれとくだろ、用事があるなら。などと完全に無視してしまう。
 いや……もう昼になりかけてたんでいい加減起きやがれって感じだが。
 電話を無視しつづけるといきなり家のチャイムがなる。
 この音にはさすがに逆らいがたくインターホンに出た。
「あのぉ、マーキーですけど……広島の人もう来てるんだけど……」
「はぁ??????」
 ちょっとまてぇ! あんた土曜日の夜ゆーてたやんかぁあ! なんでこんな早いんやぁ!

 さすがにこれはシカト決め込むわけにはいかんのでとりあえず着替えて玄関に向かう。
 そこにはバイクでやってきた二人がいた。けいくんは……予想よりちょっと大きかった。
 まぁ見た目は普通のロンゲのにーちゃんだ。とりあえず安心する。いや、メールや掲示板のあの書き込み読んでたら普通じゃない人だったらどうしようとか思うよな?
 本当にヒッチハイクで来たという。午前四時ごろに出発して昼頃には京都についたらしい。そこから僕のところへ電話したらしいんだけど、僕は寝てたというわけだ。しかたないのでマーキーのところへ電話して迎えに来てもらったという……いや、二人ともいなかったらどうする気だったの?
 しかしいきなり来られてもなにをするとか全く考えていない。まぁ昼飯時だということでとにかく飯屋を探して移動する。歩いてすぐの所にあるお好み焼きやさんに向かうとそこは閉まっていた。こうなるとなにがなんでもお好み焼きを食いたくなるのが焼肉部だ。
 お好み焼き屋を探してさ迷おうかと大通りまで出ようとする途中に昨日開店したばかりのお好み焼き屋を発見する。開店記念でオール300円のキャンペーンをやっていた。
 もう歩くのも面倒だし安いのでここで食べることにする。しばらく待たされるが構わない。どうせこの後の予定はない。
 開店直後で花が大量に飾ってある。近所の見知らぬおばちゃんがやってきて
「おにーちゃん、あのゆりの花がほしいんやけど」
「あぁまかせて、これ?」
「かすみそうももうちょっと欲しいな」
 うーん、地球には厳しいが、近所のおばちゃんには優しいぞ焼肉部!

 その後も勝手に近所のおばちゃんに花を振る舞いつつ待つ。
 ようやく中に入れた頃にはすっかり腹が減っていた。
 注文したのは、お好み焼き三人前とラムネ二本、冷酒一本……って、昼間っから酒飲むなぁ!

 追加で焼きそば二人前……そう今思えば大体昼飯に焼きそば食ってんのにどうして夜にまた焼きそばを食おうなんて思っただろう?
 焼きそばは300円の対象外だったので意外に高くついた。一人あたり700円になる。
 帰り際に花を大量に奪い持って帰る焼肉部。肩に花をさした酔っ払いのけいくんに
「近寄るな、仲間や思われる!」
 言い放つマーキーだが、そーいうてめぇも腕いっぱいに花束を抱えてるので人のことは言えない。

 そーいう僕は手にリンドウを一本持っていただけなので慎ましいものだ……が、集団でひとくくりに見られたときにはただのアクセントの役でしかないのが悲しい。
 とにかく、焼肉部の部員で暇な人間はいないだろうかと思ってメールを出したが、こーいう即座に返事が欲しいときはあまり役に立たない。
 電話するも、誰も出ないし……とにかくまぁ今日はしかたないかとマーキーのうちにプレステを持ち込んで遊ぶことにした。

写真は順にリッジレーサーに興じるブラックパンサー氏と、同じくリッジレーサーをクールに攻めるミッドナイトシャドウ氏です。

 そんなことで時間をつぶしているうちに7時ごろになる。マーキーは二時間ほど家をでなくてはいけない用事があるとかで、僕とけいくんは河原町の方に出かけることにした。けいくんが新選組の羽織が買いたいというのだ。
 京阪丹波橋までは歩いていける距離なのでそこから四条まで出る。
「バナナの皮でですべってもらうならこの辺でやね」
 と木屋町あたりで思う。大ちゃん……本当にやるのか?

 羽織とハチマキはあっさりとゲット。いや、観光客用の店ってもう閉まってるかとも思っていたのだ。その後おみやげもゲット……えーと、ここには二時間時間をつぶしにきたんですけど、もう目的を達してるし……。
 とにかくその辺をうろちょろしようということで彷徨ってるうちにスーパーマーケットを発見したので夕飯の材料を買おうという話になる。最初広島風お好み焼きを作ってくれるということだったのだが、よくわからんということになり焼きそばに変更……いや、これが悪かったのかもしれんやはり初志は貫徹するべきだったか……。
 材料を買い込んだ後暇つぶしにゲーセンに入る。

 そんなことをやってるとTAROTちゃんから電話。行けるようなら行くとのこと。
 二時間はたっただろうということで帰途につくがたこ焼が食べたくなったので蛸虎という店のたこ焼を買う。1パック600円と少々お高い値段だがまぁここはうまいからしかたがない。2パック買う。

 9時ごろにマーキーは帰ってくるとのことだったが、全然連絡がない。マーキー宅には9時30分にはついたけども、それでも連絡はない。
 とにかく腹が無性に減ってるのでたこ焼を1パック食べることにした。マーキーの取り分が減るが遅れてるんだから仕方がない。
 10時になっても帰ってこないので仕方なくもう1パックも食べる。
「……マーキーのおごりやな……これは……」
 結構ひどいこと平気でゆーふっちゃんとけいくん。
 マーキーが戻ってきたのは10時30分だった。バイクが故障したとか……でもたこ焼は食べてなくても割り勘だ!

 あ、TAROTちゃんは来れないということになった。うん、よかったよ、あの焼きそばを食べなくて……。


さっそく焼きそばを作り始めるけいくん。鉄板プレートは僕のうちからもってきたのだけどその時うちのおかんが妙な気をきかせて、かぼちゃやらなすびやらを薄切りにした奴を一緒にくれたのだ。
 ……けど、それ、焼肉と勘違いしてるよ……。でも入れときゃいいんじゃない? などというアバウトな考えが先行し(これだからつっこみのいないぼけだけ集団は恐い)恐ろしく適当な作り方を始める。
 さすがにうなぎのたれをそばに入れようとなったときは、マーキーが必死になって止めていた。


その後もフルフェイスのメットをかぶり箸と掃除機もって現れた怪人(本当に怪しい人だよな)の妨害などをかいくぐり、けいくんは必死に焼きそばを作る。途中とき卵をそばにからめたり(卵を入れると味がマイルドになりすぎた……)、なんだかわからないソースをかけたりと大奮戦だ! ……もっと適当に作ったほうがよかったかも知れない……

 そして……恐ろしいまでの質量を有した得体の知れないこげ茶色をした紐状のものが誕生した。
 すさまじいまでのボリュームだ。食べても食べても減った気がまるでしない。
 しばらく食べた後でも、
「うーん……これから、さぁ! 食べようか! ってぐらい量があるんですけど……」


うんざりって顔のけいくん。いや、まじで途中から食べることを処理とか言い出してるし。
 つくりすぎ。
 一緒に買ってきたうなぎを暖めてから食べたときの感想が
「うん! うまい!」
 あのぉ……やきそばの立場は……。


 突如として焼きそば争奪戦勃発! ……いや、争奪するほどのものでもないんすけど……。
 焼きそばをその手でむんずと掴み取り立ち去ろうとするミッドナイトシャドウ!(もしかしてごみ箱に持って行くつもりだったんならいい奴じゃねーのかミッドナイトシャドウ!)
 それにに対し、敢然と立ち向かうブラックパンサー!
 しかしなぜカメラ目線なのだミッドナイトシャドウ!

2000年6月9日改訂
 そーいや「大ちゃん」なる人物の名が出てきてますが自己紹介で趣味として繁華街でバナナの皮で滑って転ぶとか書いてた人かと……。

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