●ゆっちが兵庫県北部にいるらしいので温泉とか行ってみよう!
前日から京都の実家へ向かい、土曜日の朝10時に京都駅へ。
特に遅れることもなく集合場所付近(あいまい)へ向かうとすでにぴろきちさんは車でやってきている。
コンビニに寄り飲み物を買ってから出発。
えー……単にだらだらとしゃべったり、黙ったり、飲んだり、途中、カツ丼を食ったりと特に何かあるわけでもなく豊岡へと向かう。
ルートは京都を北上し福知山から豊岡方面へ。
だらだらと地図も見ずに向かったせいかどうやら遠回りだったようだが、3時ごろには豊岡へつく。
豊岡……コンビニもない田舎と聞いていたがとんだ期待はずれだ。駅前だけを見るならそこらの街となんら変わらない。てと、なにか? コンビニがないだけか?
駅についたのでゆっちへと連絡を入れ来てもらう。
しっかし、田舎といやぁ田舎だろうが、なんと中途半端な田舎なのだ。暮らしやすそーじゃないか。田舎の辺鄙な工場に転職したらしいと聞いたので同情しに行ったのに……。
田舎らしいといやぁこのあたりの女子高生はルーズソックスをはいている。どういう経路で流行が伝播しているのだろう?
とくだらんことを考えているとゆっちがご自慢のDAXとかゆー小さいバイクでやってくる。
別にこれから何をするということも決めてないのでとりあえずゆっちのうちへ行くことにする。
ゆっちのアパート……。これまた外見は小奇麗で期待を裏切る。なんだ? もっとぼろぼろの苦学生が住んでるようなアパートじゃないんか?
おまけに歩いてすぐにスーパーがあったりする。
茶でも出せというと無いということなので、まずスーパーでペットボトルの茶を買い、それからゆっちの部屋へ向かう。
……ゆっちの部屋に来たところですることがないのはわかっている。もともとぼへぇっとしに来たのだ。
ゆっちが現在の仕事環境、状況を図で説明してくれたのでそれを聞く。
一通り聞いたところで温泉へ車で向かう。
出かける前に集合写真を撮ってみた。
途中に玄武洞というのがあるのでまずそこへ向かってみる。
日も暮れてきてるので行ってみたもののよくわからん。一応写真を撮ってみるが遠景だとフラッシュの効果がなく、真っ黒な写真になっていた。フラッシュを炊かないほうがまだましで多少写るのだがそこまでして撮っても意味ない気もする。
一通り見る。一応朱雀とか青龍とかの洞もあったりするのでぶらぶらと。
見るだけみたらさっさと温泉へ移動。
駐車場に車を泊め一の湯というところへ。ここにしたのは洞窟風呂なるものがあるかららしい。
で、入って出る。
いや、俺はあんまり風呂に長いこと入ってられん人間なので温泉を長く楽しめないのだ。
その辺の土産物屋で適当に土産など買ってゆっちの部屋へ戻る。
ゆっちの部屋へ戻った後はだらだらとテレビ番組にいちゃもんなどつけながら過ごす。
……ってここだけみたら別に豊岡だろうとどこだろうと関係ないような。
そのうち眠くなったので寝る。
二日目。
10時頃に起きる。
朝飯を食いにガストへ。
ゆっちは自分のDAXで移動するので俺はぴろきちさんの車に乗せてもらう。
でも別にモーニング系のメニューがあるわけでもないので、もう昼飯でもいいだろうと俺はオムライスを頼む。
朝飯を食った後は出石へ。
小京都らしい。 が、こんな感じのとこは京都にはない気もするが……。
城跡やらなんやらそこらへんのものを見る。
顔出し看板もあったのでもちろん撮る。今回はなにかよくわからない時代劇系の看板が二つ。
出石近辺でみかけたニヒルなじいさん。なんか腹にいちもつありそーな気がする。これは撮ってる場所は別だけど実はリバーシブルです。反射板がついてたりってことはドライバーに注意を促すためなんだろうけど、夜にこんなじじいみたら不気味だと思うが。
で、一応出石に来たってことで、出石そばを食う。さっき食ったばかりなので少々つらいものがあるが10皿食う。しかし1皿140円である。たけーよなぁ。
その蕎麦屋に張ってあったチラシ。
新そば発表会。とある。
で、そこに書いてあるのがそばぜんざい、そばぞうすい。皿そば以外のメニューがなんもないところからそーゆーアバンギャルドな方向にいきなり走るのはどうかと思うぞ。
食った後もぶらぶらとし、俺の用事で綾部に行かねばならないので1時すぎぐらいには出石を出る。
別に何があるわけでもなく、途中でゆっちとわかれ俺とぴろきちさんは帰途についた。
豊岡は中途半端な田舎だった。